太陽光発電の分譲事業者の破綻について
太陽光発電の関連企業の倒産ニュースが今年に入って
多く報道されております。
2009年頃から始まった固定価格買取制度(FIT)と呼ばれる制度によって
日本中に太陽光発電施設が建設され、関連企業が多く産まれました。
その中でも不動産投資に近い投資商品として
太陽光発電投資も多く商品として売り出されました。
発電所の分譲事業者から区画を買った場合には
表面利回りは8〜12%ぐらいの商品となりますが
自然エネルギー発電を促進させる目的として
設備購入代金を一括償却できるグリーン投資減税などを
利用することで実質の利回りはアップすることができました。
ちなみに現在では一括償却ができなくなっております。
実際に私の法人では数区画分購入して
不動産売却益が大きく出た際に
その利益にぶつけることでうまく節税することができましたので
我ながら良い買い物をしたと思っていたのですが、、、
先日、そのうちの1区画を販売した分譲事業者が破綻しました。。。
幸い引き渡しは住んでおり、売電は開始されていたので
被害は大きくはないのですが、今後のメンテナンスだったり
同じ場所に50区画程あり、それらを大きく囲む共用のフェンスがあるのですが
その所有は誰になるのかなど結構不安はあります。
なんとかメンテナンスは引き継いでくれる業者を見つけたので
大丈夫そうですが、改正FITに対応する申請なども
こちらで資料全部作らなければいけなくなったので
頭が痛い所です。。。
現在では節税としての旨味もなくなり
利回りも低くなっているので
あまり投資対象として考えられなくなっていますが
もし検討している方がいるのであれば
分譲事業者の財務は確認しておいたほうがいいかもしれません
といって20年先のことなんて
誰にもわかりませんね。